アプリレビュー

iグレイルクエストⅠ・Ⅱ

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読者がパラグラフを選択して読み進めていく事により、ストーリー展開や結末が変わる「ゲームブック」。
まだ携帯電話も無い1980年代、外出先でも遊べるゲームとしてゲームブックは大ヒットした。
そんなゲームブックの伝説とも言える「グレイルクエスト」がiOSに登場!
本作では『暗黒城の魔術師』と『ドラゴンの洞窟』の2冊がカップリングされており、どちらからでも始められる。

※ 公開停止

オプションでは文字サイズの変更はもちろん、アプリならではの戦闘演出やサイコロのタイプも選択できる。
画面左右をスワイプまたはタップで読み進めていくのも、通常の書籍アプリと同じですんなり入っていける。

本であってもゲームなので、生命点が決められていて魔法も存在する。
当然、生命点が亡くなってしまうとゲームオーバーになる。

途中には鬼才フーゴ・ハル氏が全面監修の挿絵もあり、感涙モノ。

最初に決める生命点はサイコロを2個振って、合計で決める。
本体を振ってもいいし、サイコロをフリックで回転させることもできる。

途中、敵が出現して戦闘になる場面もある。

ここでもサイコロを振って数値で双方のダメージが決まるが、数値の計算はもちろん全自動なのはアプリならでは。

選択を誤ると、恐怖の数字『14』が出現する…。
この数字はシリーズを通してゲームオーバーになる際に飛ばされるパラグラフで、アプリのアイコンにもある通りお約束となっている。
選択肢にこの数字しか無かった時はまさに悪夢である。

冒険日誌や地図ももちろん完備。あのえんぴつと消しゴムを片手に読み進めていた日々とはおさらばである。

生命点が無くなってきた場合は「眠る」事で休息ができる。
この際に突入する可能性があるのが「夢時間」で、様々な障害が待ち構えている。

そしてゲームブックならではの「インチキ」として、ページに指を挟んで先の展開が悪かった場合に前のページに戻るズルも可能!
こうしたズルもプレイの仕方の1つであり、ゲームブックの魅力となっている。