アプリレビュー

1人殺すのも2人殺すのも同じことだと思うから

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主人公・陰暦弥鈴(みすず)は火事で家と母を亡くす。
三学期からの転校。
1人暮らし。
新しい街、新しい学校、新しい友達。
そんな不安の中、みすずの新しい生活が始まる。

PC用のフリーソフトとして個人サークル「虹猫」よりリリースされていたサイコホラーノベルがAndroidアプリとして登場!
PC版では分割されていた章が1つにまとめられ、オマケで追加された『13月』を含めて全13章のボリュームになっている。

※ 公開停止

スタートすると、主人公の家が火事で燃えるシーンから始まる。
基本はタップのみで読み進められ、下部メニューで詳細にメッセージスピードなどを調整できる。

序盤は主人公の陰暦弥鈴(みすず)の視点でストーリーが展開する。
火事で家と母を亡くした過去を乗り越え、新たに始まった学校生活。

女子高に転校した主人公の新たな友達との出会いなど、物語は学校での生活を中心に展開していく。

次々と紹介されていく同級生たち。
序盤の展開は普通の学園モノの物語なのではと思うほど平和で淡々と進んでいく。

下部メニューからは過去ログがいつでも確認でき、タップしすぎて読み飛ばしてしまっても安心。

物語に彩りを添えるBGMにも注目!
場面ごとに話の流れに合った旋律が流れ、物語の世界に惹き込まれていく。

そして第一章の終わりには恐ろしい展開が待ち受けている・・・。
残酷な描写もあるので、プレイの際には注意が必要。

1つの章を読み終えるのに、個人差はあるが30分~1時間ほど。
2月編からは物語のキーパーソンとなる謎の少女が登場し、少しずつシリアスな展開に。

セーブは30ヶ所まで可能で、いつでも任意のポイントをロードする事ができる。
読み進めた章までのギャラリーも用意されている。

第4章となる4月からは新学年となり、視点ももう一人の主人公とも言える『生田小春』を中心に語られていく。
様々な特殊能力を発揮する「BABYシステム」など、重要なキーワードも現れて次第に謎が明らかになっていく。
無料アプリとは思えないクオリティの高さで、ボリュームもかなりの長編なので読み応えがある。
残酷な描写や表現が苦手でない人は、ぜひ一度読んでみて欲しい。