俺と妹は半分だけ血がつながっていた。
ほかに身寄りがないため、本来の兄妹よりも仲がよかったと思う。
顔は全く似ていなかったが、唯一の肉親だ。
その妹が旅行に行ってから連絡がつかない。
旅行の日程が過ぎても連絡がないことに不安を覚えた俺は、
企画元である、インターネット予約専門の旅行会社に問い合わせの電話をかけた。

父が死に、私は莫大な遺産を相続する事になった。
実業家だった父は私に何でも買い与えた。
でも、家族らしい愛情を受けたことはなかった。
いつも私に対してよそよそしかった。
お前だけが幸せになるのはおかしいと言っているみたいに……。

※ 公開停止

組織の情報を盗んだ者の息子を手にかけなくてはならなくなった。が、子供を殺すのは気が乗らない。よし、小僧にチャンスをやる。俺と知恵比べの勝負だ！

ある日、祖父の形見の絵画が盗まれた。その絵は売れば数百万円はする代物だ。
近所の住人に話を聞くと、昨日の深夜、絵画を持った男がカフェバーの中に入っていったというが……。

私のお爺ちゃんはずっと昔からある家に住んでいる。お爺ちゃんの話によると、家の地下にはからくり部屋があるらしい。先祖が作ったんだろうけど、何の目的でそんな部屋が作られたのかは分かっていないんだってさ。
この話を聞いた私は好奇心を抑えられず、からくり部屋に潜入する事にした。

連日残業していた俺はその日ようやく抱えていた仕事が終わり肩の荷が下りた思いで家路に着いた。疲れていたのだろうか。路面電車内で心地よい揺れを感じているうちにいつの間にか眠ってしまった。
ふと気付くと、静かな車内にいるのは俺一人。どうやら俺は、車庫に電車ごと閉じ込められたらしい。

一部の記憶が無い僕は、失った記憶を取り戻すために記憶を失う原因となった事故現場へ来た。現場で僕は、その日のことを思い出そうとし……ひどい頭痛を覚え、意識を失った。気が付くと、見慣れない館に寝かされていて……なぜかひどく懐かしい声がしたんだ。ここで僕は、思い出せる気がする。あの日、何があったのか。この声の主は誰なのか……。ここから出ることで、思い出せる気がするんだ……。

※ 公開停止

遺産目当ての叔父に、突然離れに閉じ込められてしまう主人公。叔父は、最終的に主人公を殺すつもりだ。何とか脱出しなければならない！

店の同僚であった茂木からオーナーからの伝言で
『知りたがってたレシピを教えてやる』
と連絡があったそうだ。
それを聞いて俺は近日オープンする予定の店へ出かけた。
店の中に入って待っていると、ドアの方から「ガシャン」と音が聞こえた。

数週間前、興味本位で始めた洋館のメイド。
仕事も忙しく、休みは週に1度。
休憩時間もほとんどなく、家主のメイドの扱いがひどかった。

友達と遊びに行っていて帰りが遅くなった。
ふと見上げると、満天の星空。
その横には、タワーマンションが見える。
いいなあ。あの最上階に住んでみたい。
マンションの部屋を眺めていると、女の子がベランダに飛び出してきた。
手すりを乗り越えようとしている！

※ 公開停止

妻が毒殺された。２年経ったが犯人は捕まっていない。私は長年勤めていた会社を退職し、犯人を探り出す事に人生を懸けた。
ある日、家のポストに変な手紙が入っていた。
「犯人を知っている。この場所で待つ。」
手紙には住所が書かれていた。
不信に思ったが、手がかりの無い現状、藁にもすがる思いで手紙に書かれていた住所へ向かった。

ひっそりと街に佇む図書館。私はそこで働いている。
この図書館で働きたかったのには理由がある。
この図書館には、既に絶版となった愛書家垂涎の貴重な古書が所蔵されているという噂があるからだ。

新曲の収録をしていた歌手は、レコーディングスタジオに閉じ込められてしまった。ライバル歌手の陰謀だと、歌手はすぐに思った。防音設備のスタジオでは、叫んでも誰も気付いてくれない。歌手は一計を案じ、とある行動に出ることにした。

身に覚えのない温泉旅行の招待状。応募した懸賞の一つに当選したのだろうと思い行くと、そこは古風な和風旅館。そこで奇妙な出来事を経験する…